猫に肩入れできなければ
犬でも鳥でも爬虫類でも構わないのですが
私は猫好きなので
ここは猫で行かせてください。
朝、鏡を見て
もし、自分にげっそりしたら。
夜、お風呂に入って
もし、もうこんな体やめたいと思ったら。
猫のことを、思い出してみる。
ちび猫。かわいい。
でぶ猫。かわいい。
やせ猫。かわいい。
よぼ猫。かわいい。
毛長猫。かわいい。
短毛猫。かわいい。
珍模様猫。かわいい。
傷猫。かわいい。
つまり猫は、どんな猫だろうと、かわいい。
どんな風であれ
そこに存在しているだけで許される。
だったら、なんで人間はそうじゃないんだろ?
自分の体が、イヤになった時
自分の体に、心がつながらなくなった時
そんな時、自分を猫だと思って、眺めてみよう。
いい子いい子して、猫かわいがりしてあげよう。
そして、外に出る。
猫みたいに、気楽に、軽やかに。
自分の肉球を感じながら、一歩ずつ。
自分のボディ・イメージは
解体も再構築もできる。
「思い込み」が思ったより手ごわい時は
全然違うイメージの力を借りてみてもいい。
想像力には、心も体も変えてゆく力がある。
「おまえも、ねこだ」は
もちろん、この曲からのインスピレーション。
朝日が、キミを呼んでいる。
鏡の前で、凍っている暇はない。